緑色のプロポリスが採取できる地域
プロポリスの中でも最も品質が高いとされている「グリーンプロポリス」
プロポリス自体は世界中で採取されていますが、グリーンプロポリスはブラジルでのみ採集されています。
今回はグリーンプロポリスが採取される地域をテーマに解説していきます。
グリーンプロポリスはブラジルの”一部”地域でのみとれる
ブラジル産のプロポリスは世界的に見ても高品質であることで知られています。
抗菌面・成分面どちらの面からみても世界トップクラスだと言えるでしょう。
ついついブラジル産のプロポリスは全てグリーンプロポリスだと思ってしまいますが、グリーンプロポリスはブラジル全域で採取されるわけではなく、ミナスジェライス州などの限られた一部地域でのみ採取されています。
なぜ、このように一部の限られた地域でのみ採取されるのでしょうか?
プロポリスの材料となる植物が異なる
プロポリスの材料となる植物の樹液や樹脂はミツバチが生息する地域によって大きく異なります。
オーストラリアであれば、ユーカリ系の品質の高いプロポリスが、そしてニュージーランドであればポプラなどの植物が使われたプロポリスが作られます。
ブラジルでもユーカリ系のブラウンプロポリスが基本的には採取されれますが、ブラジルのミナスジェライス州ではアレクリンという植物が生息しており、これをプロポリスの材料に使われることでグリーンプロポリスが作られます。
世界的にこのような例は稀
世界的にはこのように色が異なる原塊が採取される例は珍しいです。
ブラジルではアレクリン由来のグリーンプロポリスだけではなく、マメ科の植物を材料として作られたレッドプロポリスなどが存在しています。
このように一風変わったプロポリスがブラジルでのみ採集されるのは、ブラジルの特殊な自然環境が関係しています。
一般的にはユーカリやポプラを材料として作られるプロポリスが多いです。
(これらの材料で作られるプロポリスが一般的なブラウンプロポリス)
植物が異なると成分が異なる
植物が異なると単純に原塊の色が違ってくるだけではなく、プロポリスに含まれる成分も異なってきます。
基本的にはフラボノイドはどのプロポリスにも共通して含有されています。
グリーンプロポリスはアレクリンに含まれる桂皮酸誘導体が含有されています。
レッドプロポリスはマメ科の植物を材料として作られているので、イソフラボンが含まれている特徴を持つのです。
この特徴別に原材料として配合する製品を分けているケースもあります。