プロポリスの名前の意味は?ミツバチにとってどういう存在
プロポリスは英語なのか?と疑問に思う方もいますが、実はそもそもの語源は英語ではなく、ギリシャ語で「敵の侵入を防ぐ防壁」という意味があります。
その名前の通りプロポリスはミツバチにとって、巣を外敵から守る重大な役割を持ちます。
今回はミツバチがプロポリスを作るのか?について解説していきます。
なぜミツバチはプロポリスを作るのか?
なぜミツバチはプロポリスを作るのでしょうか?
そもそも世界中の至る所でミツバチがプロポリスを作り出しています。
ですが、例外もあり日本ではミツバチがプロポリスを作りません。
日本のミツバチはなぜ、プロポリスを作らないのでしょうか?
いくつかの諸説はあるものの一番大きな理由としては日本の自然環境が諸外国と比較すると清潔で、ミツバチの外敵となり得る雑菌が存在しないからではないかと言われています。
つまり、「プロポリスを作る必要があれば、ミツバチがプロポリスを作る」とも言えます。
ミツバチにとってはシャワールームのようなもの
ミツバチの群れの中で大多数を占める存在が働き蜂です。
働き蜂は若いミツバチは巣の中での雑務をこなしており、寿命が短くなるにつれ危険な外仕事に取り組んでいきます。
外仕事では自分たちが食べる為の餌(ハチミツ)を作る為に、花蜜を集めてきたり、プロポリスを作る為に樹脂・樹液を集めてきたりなどを行います。
その際に、雑菌を身体に付着させて巣の中に持ち込んでしまうリスクが伴うのでこれを防ぐ為にプロポリスは作られるのです。
巣の出入りをするミツバチはプロポリスに身体を擦り付けることで、清潔にして身体を整えます。
巣の出入り口にプロポリスを塗り固めることで、巣の中に雑菌を持ち込むことを防ぐ役割を持つのです。
ミツバチは植物を見極めるプロ
ミツバチは植物を見極めるプロフェッショナルです。
自分たちが生息する地域内の中でプロポリス作りに適した植物を見極めて、プロポリス作りに適した材料となる植物を選びぬいてプロポリスを作り出すのです。
プロポリスの名産地として知られているブラジルでは、ユーカリの他にも、アレクリンという植物を材料としたグリーンプロポリスという種類のものも存在します。
このようにミツバチが自生した地域によって材料となる植物が異なることが分かる顕著な事例も存在しています。